光触媒 (二酸化チタン) |
触媒とはそれ自体は変化せずに化学反応を促進する物質のことです。光によって触媒として作用する物質を光触媒といいます。
ニ酸化チタンは光触媒の一つで、酸化力が特に強い物質として以前から知られていましたが、触媒として注目を集め始めたのは最近のことで、主に白色顔料などの食品添加物や白色ペンキや化粧品などに利用されてきました。 |
ニ酸化チタンによる光触媒の特徴 |
ニ酸化チタンによる光触媒の特徴は、【強い酸化力】と【超親水性】にあります。
強い酸化力
酸化チタンに光が当たるとその表面に活性酸素が発生し、活性酸素の強い酸化力によって周囲の汚れや臭いなどの有機物を酸化分解します。
超親水性
酸化チタンに光が当たるとその表面は超親水性になります。超親水性と言われてもよくわからないと思いますが、具体的な例では、ガラスに酸化チタンをコーティングして光を当てるとその表面が超親水性となり、水滴は薄い膜となって広がるため光の乱反射がなくなり曇らなくなります。また、油などの汚れも付きにくくなります。超親水性によってコーティング表面と汚れとの間に水が入り込むため汚れが浮き上がってしまうからです。
しかし、酸化チタンを光触媒として利用する上で、酸化チタンを塗布するための溶剤や基材そのものを酸化してしまうこと。また、触媒として作用するために紫外光が必要なことが問題でした。
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アパタイト被覆二酸化チタン |
そこで開発されたのがアパタイト被覆ニ酸化チタンでした。
アパタイトとは歯のエナメル質の95%、骨の65%を構成する物質で、タンパク質や物質の吸着能に優れ大量の細菌やウィルス、アンモニアや窒素酸化物、アルデヒド類などを吸着することができることから、アパタイトで引き寄せ吸着した有機物を、紫外光のもとでに二酸化チタンが酸化分解するということが可能になりました。また、アパタイトを被覆した二酸化チタンは直接基材に触れることがないので基材を傷めないのです。
ところが、これほど素晴らしいアパタイト被覆ニ酸化チタンですが、水では簡単には溶解しないので揮発性の有害な溶剤で溶かして噴霧する必要があったのです。
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トリニティ技術による光触媒 (シルク含有アパタイト被覆二酸化チタン) |
トリニティー技術による光触媒は、二酸化チタンの表面に高分子シルクとアパタイトを結晶化させた生体に無害な光触媒(シルク含有アパタイト被覆二酸化チタン)で、従来の光触媒のように有害な溶剤を使用せずに水できれいに分散することから直接噴霧が可能になったうえ、結晶構造が非常に細かくなったことで有害物資の吸着がよくなり、光触媒効果がさらにアップしました。 また、通常の光触媒は紫外光にしか反応しないのですが、特殊な被覆技術により可視光の領域にまで反応させることが可能になりました。
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トリニティーは環境にやさしい |
トリニティーの製造には、食品添加物として使用されているニ酸化チタン、骨の成分であるアパタイト、それに100%天然のシルクなど生体や環境に安全なものしか使用していません。
それに家庭でトリニティーを配合したシャンプーや洗剤を使うことで化学物質の浄化や皮脂・汚れの除去などに有効に作用するばかりでなく、家庭排水の浄化が進み、環境浄化に貢献することもなります。
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トリニティーの用途 |
強い酸化力(有害有機物の分解)から
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室内の雰囲気や環境の改善
- シックハウスの原因となるホルムアルデヒドやトルエンなどの揮発性有機化合物の分解・除去
- タバコや排気ガスなど有害成分の臭い、腐敗やカビ臭などの分解・除去
超親水性から
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汚れの防止
- ガラスなどの結露・曇り防止
- 洗剤などの界面活性剤の毒性の緩和と分解の促進
- 水質改善、土壌改良
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